咆哮は谺す(第7版) - 1/2

1.はじめに

 このシナリオは『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』(第7版)に対応している。
また、必須ではないがキーパーは『キーパーコンパニオン 新改訂版』(第6版)を所持しているとよりシナリオへの理解が進むだろう。

【舞台】昭和2年(1927年)9月、軽井沢
【推奨人数】3~4人
【所要時間】5時間~6時間(オンラインテキストセッション)
【推奨技能】〈目星〉、〈聞き耳〉、〈回避〉
      他に戦闘技能、対人関係技能、治療技能、一部の学術系の技能も活用できる機会がある。

大正から昭和初期の雰囲気を手軽にプレイするシティシナリオ風味の短時間シナリオである。
探索者は帝都在住で、NPC関谷清次郎と友人関係にある。探索者同士も知り合いであった方が進行がスムーズと思われる。

2.あらすじ(プレイヤー向け)

昭和2年(1927年)9月12日、あなたたちの元へ一通の電報が舞い込んで来る。
それは知己の文士、関谷清次郎からのものだった。

タスケコフ シキユウ カルイサワ コラレタシ

不穏なものを感じたあなたたちは、翌朝の列車に飛び乗り、軽井沢へと向かうのだった……。

 

◆NPC:関谷 清次郎(せきや せいじろう) 32歳 SIZ:70 APP:50
 探索者たちの友人である売れない小説家。交友が決して広い方ではなく未だ独身。気は優しいが少し神経質で臆病な性分。
数週間前から軽井沢で別荘を借りて執筆を行っているはずだったが、探索者たちに電報を送ってくる。

◆備考:当時の軽井沢について
 明治期に宣教師によって避暑地として見出された軽井沢は、数多くの別荘やホテルが建てられ日本三大外国人避暑地の1つに数えられていた。大正時代になると避暑に訪れる日本人も増え、多くの著名人や作家に愛された土地である。
 昭和2年の避暑客は日本人6,025人、外国人1,480人。帝都からは上野駅発の列車で約5時間で軽井沢駅へ到着する。

 

 

 

 

 

本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『新クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物である。

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PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「新クトゥルフ神話TRPG ルールブック」


 

 

 

 

 

以降、キーパー向け情報